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株式投資に役立つ会計知識 経常利益 |
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株式投資に慣れたら中級知識でステップアップ! |
本業の儲けを表す営業利益に、財務力の実力をプラスしたのが経常利益です。
経常利益は営業利益+営業外収益−営業外費用で表されます。
+ + + + +
営業外収益は預貯金や貸付金の受取利息や株式を保有していれば
受取配当金、不動産を保有していれば不動産賃貸料
またちょっと難しい話ですが、連結で投資している関連会社の
当期純利益を所有している割合だけ得る「持分法による投資利益」などがあります。
+ + + + +
営業外費用は借入金の支払い利息や
社債利息、売上割引、連結決算なら持分法による投資損失などがあります。
営業外収益、営業外費用いずれも経常的に発生する(一時的ではない)ものを言います。
では投資をする時にはどのように見ればいいのでしょうか?
+ + + + +
1つは経常利益率です。これは営業利益率 と同じで10%以上あれば魅力的です。
2つ目は経常利益の伸び率です。
ここまでは営業利益との見方とはあまり違いがないのです。
財務力に問題がない会社の場合は営業利益と経常利益の額が
ほぼ同じでどちらを見ても変わりません。
でも経常利益が営業利益の額より極端に少ない場合少し「あれ?」と思う必要があります。
経常利益が営業利益より極端に少ない会社は財務に問題があります。
営業外費用が多くあり利益を圧迫しているからです。
つまり借金が多く、支払い利息が多く利益を食いつぶしています。
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貸借対照表を見なくても損益計算書を見るだけで
おおよその財務力が分かるもんですね。
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