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分かりやすい株式投資に役に立つ会計知識 営業利益 |
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株式投資に慣れたら中級知識でステップアップ! |
会社の利益には大きく分けて3種類ありまして、
営業利益、経常利益、当期純利益があります。
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このうち営業利益は簡単に言うと会社の本業の儲けを表していて
株式投資をする上で特にチェックする必要がある項目になります。
売上から売上原価(小売業なら売れた商品の原価)を引くと売上総利益がでます。
一般的には荒利といいます。
そして販売費及び一般管理費を引いた後の利益が営業利益です。
売上−売上原価−販売費及び一般管理費=営業利益
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販売費及び一般管理費とは従業員の給与や販売するためにかかった費用
(家賃や光熱費、交際費、通信費など)、また減価償却費や貸倒引当金繰入などです。
分かりやすくいうと販売活動のための費用のことです。
この営業利益はなぜ重要かというと、
ここで利益が出ない、または少ない会社は儲かる商売ができていないのです。
例えば土地などを売却して利益が出たとします。
でもこれは本業とは関係ない利益なので会社の実力を表していません。
たまたま土地を持っていて売って利益が出ただけです。
営業利益の金額が少ないのに当期純利益が大きくなり
一株あたりの利益も見かけは大きく利益が出ているように見えてしまいます。
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でもこれは会社の実力を見るときに本業に関係ない利益は引いて
当期純利益を見る必要があるのです。
この営業利益は株式投資をする上でどのように見ればいいのか!
気になりますよね!
私が見るポイントは二つあって
一つは営業利益の伸び率、二つ目は営業利益率です。
営業利益の伸び率に注目するというのはそれだけ本業が好調で
伸びている会社を見つけることができます。
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営業利益率は営業利益÷売上×100%で
表されどれだけ本業で儲けられるのかを表します。
この率が大きければ儲かる商売をしているということです。
だいたい10%以上であるならとても魅力的です。
投資をする際には営業利益の伸び率だけでなく、
営業利益率の高い会社を選ぶことが中、長期投資には重要なポイントです。
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