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株式投資に慣れたら中級知識でステップアップ! |
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最終利益とはその年の会社の元に残った利益を言います。
四季報では最終利益のことを利益と表記しています。営業利益、経常利益、そして利益(最終利益)です。
この最終利益は株主利益に直結する大事な利益です。会社の内部留保や配当原資になるため株主にとっては重要で株価への影響も大きい利益になります。計算の仕方は下記の通りになります。
経常利益 + 特別損益 = 税引前当期利益
ここから法人税などの税負担を引くと = 最終利益になります。
この利益を株数で割った金額が1株利益となります。この1株利益は株式投資の代表的な指標であるPERの算出に使われますので大事なチェックポイントです。
PER = 株価 ÷ 1株当たりの利益 株価の割安度を測る一般的な指標です。
ココで気をつけなくてはいけないのは最終利益が膨らんで大きく見える場合です。
例えば通常約40%の税金を引かれるので経常利益の60%が利益になります。しかし前期に繰越損失がある場合など税金がかからなかったり、税効果会計の影響で繰延税金資産の計上で一時的に大きくなっていたりするケースがありますので、そのあたりは割り引いて考えて妥当な株価を考える必要があります。
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