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株式投資中級編 四季報の見方 減資は株価が下がる? |
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減資とは資本金を取り崩すことを言います。
増資と反対の言葉です。
減資というとマイナスのイメージ(もう潰れるとか)が付きまといますが意外にそうではありません。
減資には有償減資と無償減資があります。ちなみに有償減資をするところはほとんどありません。
日本で一般的なのは無償減資になります。
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無償増資とは資本金を減らし、剰余金に振り替える会計上の操作です。
目的は剰余金のマイナス(今まで利益が稼ぐことができず損失を重ねてきた)を埋めるために行われ株主持分の総額は変わりません。(剰余金も株主持分であるからです)
無償減資は理論上株価に影響を与えません。
ただ例外的に100%減資になると(資本金を全て取り崩す)既存株主の権利事態がなくなりますので注意が必要です。99%減資でしたら理論的には株価に影響はありません。
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よくあるのが減資と同時に増資を行うケースがあります。
その増資で得た資金で経営再建を計画するケースです。業績が本当に向上する見込みがあるなら株価は上昇します。経営再建計画を良く吟味して減資を行う会社には投資をする必要があります。
減資を行う時点で剰余金の埋め合わせをする必要があるということですから今まで業績は悪く経営再建中です。
ハイリスク、ハイリターンであることは間違いありません。
四季報にはそういった情報も記載されていますので注意深く確認しましょう。
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